誰かがイライラと怒っている、とする。理屈では通じない相手だ。そういう時は、心の中で「やーなかーんじー」とつぶやくと気持ちが晴れることが分かった。そこで、気分が晴れる方法について考えてみる。
気分が晴れる方法
気分がちょっとイラっとするような時には、少しばかり悪いやつになってみると良い。チョイ悪であって、もちろん実際に悪いことはしない。
「 いーけないんだー、いけないんだー、先生に言ってやろー」みたいに、ちょっと嫌な奴になった感じで歌うのが良い。最近言われるように「いい人」を惰性で続けていてはスッキリできない。
別のパターンとしては、「関係なーいもーんねぇー」というのもある。これも心の中で楽しそうに歌うのである。「全然関係なーいもーんねぇー」と続けると効果は倍増だ。元々自分のせいではないのだ。イチローみたいにクールな感じをイメージしながらやると良い。
不愉快なことは自分の外側に
不愉快なことを自分の外側に置いて、それを冷めた目で眺めることになるのである。心理学的にも実は筋が通っていると思われる。
この方法によれば、自分と他者とのぎくしゃくした人間関係やコミュニケーションのギャップを冷静に、第三者的視点で眺めることができるのだ。自分自身を相対化して、自分と相手との二者関係を外側から嗤う(わらう)のである。(別に難しい漢字を使うまでもなく「笑う」で良い)
わらうことで、自分自身の心の中の余裕を作り出すことができる(わらうは、ひらがなでも十分である)。
わらっても良し、自虐でも良し
余裕があったので、まだわらうことができたと考えることもできる。余裕がなかったら、どうするかというと自虐的に「何やってんの俺!」とつぶやいても良いのだ。
この自虐と先ほどの余裕とはおそらく似たものだと思う。クールな見方と自分を相対化するという意味で似ている。自分自身を第三者であるかのように冷静に見ることができるために、冷静な判断ができる。
実はこれは相対化という解決方法
「いーつか、いーこと、あーるもーんねぇー」いつか、良いことがあるかも知れない。それは今すぐではないかもしれない。でも欲張ってはいけない。全然来ないかもしれない。でもそんなことは「関係ない!」
こういうやり方もあるけれども、最初に挙げたように、「やーなかぁーんじー」とか「関係なーいもーんねぇー」とかの方が、使い方が簡単で、色々な場面ですぐに唱えることができる。
対人関係などから受ける心理的な影響の中でも、マイナスなことはすぐさま封印して、ラップしてしまうことができる。一つ一つをラップして、すぐに分類する。嫌なことはすぐに心の外へ出せるように、ちょんちょんと印をつけておくのである。
楽しいことは体内に取り込む
これは良いこと楽しいことと思われることがあれば、それはすぐさま「ラッキー」「嬉しい」「ありがとう」という三つの呪文で自分の中に取り込むのである。
ラッキーとは、巡り合わせである。自分の成果かもしれないが、あるいは偶然の棚ボタかもしれない。嬉しいというのは、生命が躍動して自分の心が成長することである。ありがとうとは、神様や万物への感謝の気持ちである。
不愉快なことがあったら、ぼーっとしていて飲み込まないようにして、さっと体外に放出するようなイメージである。
いずれにしても、全部を声には出さないで、心の中で歌うことが重要だ。自分だけの秘密にして、ほくそ笑むようにすると良い。
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