渋滞の時には、一体どうしたら良いのだろう? 渋滞を一瞬で解決する方法はないけれども、気持ちを軽くすることはできる。心が穏やかになるとまではいかないかもしれない。しかし、一時(いっとき)の気が紛れる方法がある。それは車の中で歌を歌うことである。
歌を歌う
そもそも楽しければどの歌を歌っても良いわけである。古いアニメソングなどを歌うと元気が出てくることが多い。カラオケで歌うように上手に熱唱してはいけない。ふざけた感じで宴会のように歌うことが効果的だ。
それでも疲れてきたら、気持ちを整えるための曲がある。それがこれである。
元の曲にはちゃんと名前がついてるのだろうが、それを知らないので楽譜に示した。タイに出張で行った時に、お店のバンドがこの曲を演奏していたので、世界的に有名な曲であることは間違いがない。
渋滞の歌
楽譜のベース(Base)の部分は、「ジャンジャジャ、ジャジャジャジャ・・・」という感じで歌う。これはギターであってメロディでも良いのである。同じことなのだ。全員がこのリズムとメロディを共有するからだ。
「うーっ!」のところは元気よく、アクセントをつけて声を出すのが良い。運転手はハンドルを持ったまま歌うこと。
さて、これも数回繰り返して、テンションが少し上がってきたところで、今度はこれと組みになった、次の作法に移る。
渋滞心経(ジューテー シンギョウ)
般若心経の教えと音をかみしめるステージがある。ちなみに、般若心経の正式名称は「般若波羅蜜多心経」である。でも般若心経を唱えるわけではない。
般若心経の「ギャーテー、ギャーテー、ハラ、ギャーテー」のリズムをイメージしながら・・・
私:「ジューテー、ジューテー」
私を除く全員:「ハラッ!!」
全員:「ジューテー」
と唱えるのである。
「ハラッ!!」のところは、勢いよく強い声で一気に唱えるのが良い。「ハラッ」は、気持ち悪いイライラを「祓う」つもりで念じるようにする。
これで流れは一通りである。するとイライラした感じはスッキリと消える。渋滞も何のそのといった感じになるのが不思議である。まあ、よくある通販の利用者の声ではないけれども、個人差はあるだろう。
声を出すと力が出てくる
声が力になるというのは、確かなことである。それを感じるのは、とても大切なことだと思う。
また、「ジューテー」というのは、「渋滞」の江戸っ子的な発音である。私も実は江戸っ子なのである。しかし残念ながら、私は渋滞のことを「ジューテー」と言う江戸っ子の知り合いを持たない。江戸っ子は「ジュータイ」と発音するからである。江戸時代に渋滞という言葉が流行っていたら、もしかしたら「ジューテー」と発音したかもしれないが。そんな言葉遊びである。
誤解がないよう補足しておくと、般若心経をもじっているように見えるのは、決して般若心経を軽んじているからではなく、敬意を持って般若心経が持っているリズムと言葉の力を借りているわけである。
こうして歌を歌って、お経を唱えると、自然と心が穏やかなって、楽しい気分と感謝の気持ちに満たされてくる。そして、神様・仏様に感謝をするのである。
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