麻雀牌、シュールレアリスム、そして25年前のルール

「我が家に麻雀牌がやってきた。」とまず最初に書いた。するとアンドレ・ブルトンの「ナジャ」を思い出した。

アンドレ・ブルトンは「シュールレアリスム宣言」「ナジャ」などを書いた、フランスのシュールレアリスム作家である。「ナジャ」を読んでいると、確か「ナジャ」だったと思うのだが、どこかで「バンジャマン・ペレが現れた」というような場面が出てきて、しかもバンジャマン・ペレの写真が載っている。説明はない。

バンジャマン・ペレの印象を描写することはできないが、威厳があるような、あるいはコミカルであるような不思議な印象のものであった。そもそもシュールレアリスム宣言を書いたアンドレ・ブルトンは描写を排除してそこに人物写真をはめ込んだのだ。この写真を描写は難しいということである。

さて、9月のある日、ブックオフで中古の麻雀牌を買ってきたわけだが、本当に衝動的に買ったもので、値段は750円であった。安物ではあるが綺麗な牌(パイ)のセットでちょっと遊ぶのには十分であるようだ。

うちの子供の一人はさほど関心を持たなかったが、もう一人は結構フィットしたようである。運と技術とがうまくバランスしたとても楽しいゲームである。

僕は小学校の時に百科事典でルールを読んで覚えた。それ以来やることはほとんどなかった。学生時代にも滅多にやることはなかった。そこで今回改めて、役と点数の計算方法を勉強し直した。子供のために新しく本も買った。

どの本もフルカラーで、テレビを捨てた文化感覚からするとどぎつすぎる。カラーが多すぎては、そもそも読書ではない。科学雑誌ニュートンの量子モデルのようである。

色が一番少ない本を選んだら、平成の新版と書いてあったのだが、25年前の古いルールで書かれていた。インターネットで調べて、現代との修正点を全書き込んだ。手間はかかったが、逆に学習効果は満点であった。

現代との微妙な違い:

・かつてテンパイ型のシャンポン待ちで中張牌2点、一九牌・風牌4点、連風牌6点だったのが、現在のルールでは0点とするようである。

・また27000点持ちの3万返しだったものが、25000点持ちが一般となったようである。

実物の麻雀牌をジャラジャラと混ぜるのはとても楽しい気分になる。

シュールレアリスムからどうやって麻雀に繋がるのか気にされていた方もいたかもしれないが、どうやら繋がらないようです。逆に言えば、ナジャと麻雀とは全く関係がないことが分かった、と。

(P.S. しばらく楽しい麻雀の時が2週間続いたのだが、ある日突然誰も麻雀で遊んでくれなくなってしまった。とても残念で、またとても不思議だ。)

 

“麻雀牌、シュールレアリスム、そして25年前のルール” への2件の返信

  1. 私は25年前のルールしか知りませんが、現代のルールは何が違うのですか?

  2. 27000点持ちだったのが今は25000点持ちが普通だそうです。何飜というところでも、「メンタンピン、バンバン」と数えて5飜と言いましたが、今はゲームに合わせたのか3飜となっているようです。その他細かいところで符の計算が違うようです。シャンポン待ちの点数がゼロになったり。30年以上古い内容であるかもしれません。

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