2019年の台風19号が通過した後の10月13日日曜日の11時半頃の写真である。ここは東急多摩川線の沼部駅近くの多摩川の様子である。
濁流はおさまったけれども、河川敷のグラウンドはまだ水がかぶっている。堤の中程に、流されてきた木の枝がラインを作っている。このラインにまで水が上がってきた。堤防の高さの半分くらいだろう。
その反対側を見ると、家やマンションが建っている。先ほどの水が上がったラインは、1階の天井くらいの高さであろう。この辺りの堤防は幅も広い。
そこから少し北に数百メートル、東急東横線の多摩川駅付近の様子である。まだ濁流が流れている。上の写真の右側が上流である。この辺りで右岸に川が曲がっているため、川岸近くまで水が流れている。
多摩川駅の北側の田園調布付近の多摩堤通りである。道路に濁流が流れ込み、川の泥が道路に残ったままとなり、水や泥を吸いとる作業をしていた。もうほぼ完了というところだ。
左上に前の写真の作業車が見える。堤のすぐ下まで水が来ていたことが分かる。
川から押し寄せて来た泥とともにやって来たのは、川のゴミだ。枝や葉が多いのだが、ペットボトルとカセットボンベの缶が目立つ。川の底から上がって来たような錆びた缶もあった。
河川敷ではバーベキューをする人たちが多い。ゴミ箱があって、そこに捨ててあったのかもしれないが、川が増水すると水に流されて、岸に打ち上げられる。その他のゴミは海に流れてしまうはずだ。
今回の川の増水では、河川敷のトイレなども流されてしまっていたので、ゴミ箱があったとしても川の近くになるべく捨てないほうが良いのだ。