東京世田谷の駒沢給水塔に来た。1923年竣工という。
給水塔という機能に特化した施設ではあるが、威風は堂々と、風格があり気品がある。双子の給水塔とも言われる。東京都心の住宅地にあって、美しい風景である。
この給水塔が建設された時、この時代の特徴かもしれないが、機能優先だけではデザインされなかった。当時の街並みには、違和感は大いにあったとしても、それでもより良いデザインであるよう、美しくあるよう考えられたと思う。
給水塔としての機能だけを実現するデザインであったならば、もっと異なった姿形になっていたと思う。機能優先ではないばかりか、何かしら宗教的な、聖堂のような外観になっているのだ。
給水塔まで歩いて来てこの写真を撮った後、ボロ市まで歩いた。1月15日でボロ市の開催日だったのだ。
今日はとても寒かった。気温は2度くらいだったと思う。